「ルクモの丘」では、持続可能な開発のもとに観光事業が行われています。 それができているのは、
地域が団結し主導権を握ったこと、地域住民の意識改革・積極的な参加・ 協力・忍耐があったこと、
課題を認識し解決したこと、人材を育成したこと、
同じ想いを持った人々が参加するようになったこと、
様々なステークホルダーが合意したことなどがあったからです。

2010年11月15日

「ルクモの丘」地域ガイド向け「インタープリテーション」講習会 ~第1弾、第2弾~

インタープリテーション講習会(「ルクモの丘」地域ガイド対象)の第1弾と第2弾を、去る11月12日と13日に実施しました!

インタープリテーションとは、「物事をわかりやすく伝え、参加者が興味を持つきっかけを作る技術」のこと。

ガイド暦7年からまったくゼロの人まで、20人ぐらいの地域ガイドが集まり、インタープリテーションの講義に積極的に参加してくれました。講義内容は、
・「インタープリテーションとは」
・「遺産のインタープリテーションとは」
・「インタープリテーションの原則」
・「理想のガイドとは」

など。今回は「新しいものを教える」というよりも、「彼らが元々と持っているものを引き出し、気づかせる」ことも目的でした。
講義は参加型にし、スムーズに進めることができたと思います。

今回、講義を実施して感じたのは、今まで関わった団体(ボーイスカウト、環境教育のNGO団体、自然学校など)での経験が非常に役に立ったということ。過去に経験した様々なことがパッチワークのようにつながっているからこそ、今回の講義が実施できたと思っています。
まだ3つの講義が残っていますが、「この講義に参加して良かった!」、「この講義はとても役に立った!」、「これはガイドをする時に活用したい」と思えるような講義となるよう頑張ります。



4 件のコメント:

  1. お疲れさまでした。あと3つがんばってね。
    参加した人たちの反応はどうだった?もしかしたら「インタープリテーション」というより別の(地元の)言葉でそれを意味するものとかあるかもね。そして日本的な「腑に落ちる」というのも、地元の人には違う感覚があるかも。ペルーのガイドの人たちの個性に興味があります。

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  2. ともさん。コメントありがとうございます!講義についてですが、参加者の半分ぐらいはガイディングするためのベーシックな講習(立ち位置、声、グループをまとめて話すなど)は以前、受けたようです。ただ、参加型、みんなの意見を引き出す、グループワークなどは少なく、一方的な講義だったみたいです。
    今回は、「情報を提供」→「インタープリテーション」に気づくこと、intangibleを伝えることや参加者に経験してもらう(学び方のスタイル)が「目からうろこ」、だったみたいで、次の講義でこのテーマについてもっとフォーカスする予定です。南米では「インタープリテーション」よりも「遺産のインタープリテーション」という言葉を使っています。地元の言葉…う~ん、調べてみます。また、報告します! SaYaKa

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  3. 晶さん
    次回もお知らせしますね!
    さやか

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