「ルクモの丘」では、持続可能な開発のもとに観光事業が行われています。 それができているのは、
地域が団結し主導権を握ったこと、地域住民の意識改革・積極的な参加・ 協力・忍耐があったこと、
課題を認識し解決したこと、人材を育成したこと、
同じ想いを持った人々が参加するようになったこと、
様々なステークホルダーが合意したことなどがあったからです。

2010年11月7日

地域住民

パチャカマ市にあるケブラダ・ベルデ(緑の谷)はアンデスから移住してきた人々が新たに作った村で、およそ100年前、農業と家畜の生活からはじまりました。そして、10年以上前から、ケブラダ・ベルデの数人の起業家たちは観光を通じて自分の住む地域の経済発展とリマ県の最後の緑の谷の保護に挑戦し、様々な団体がこの挑戦をサポートするようになりました。
年々観光客がふえ、地域住民は1998年にロマスの保護と地元の雇用創出のために「ルクモの丘観光協会」を設立しました。現在、若者たちは先輩たちに影響を受け、主に50人ぐらいの地域住民によるガイドがルクモの丘を案内しています。

地域の人々はめげずに歩みを進め、経済、社会、自然の保護が持続可能となるよう頑張っています。私たちも彼らのように、困難に負けずに歩んでいきたいと思いました。
現在に至るまで、地域開発に対する地域住民のモティベーションが低かったり、ルクモのロマスで勝手に家畜を放牧する人がいたり、大手の企業がロマスに無断で立ち入ったりするなどの問題がありましたが、その都度乗り越えてきました。

1 件のコメント:

  1. 周囲を巻き込んでいく原動力となった地域住民の主体性、団結、前向きさ。誇りを持って活動している様子が伝わってきますね。

    返信削除